新年のあいさつと思いましたがもう1月の後半になってしまいました。
今年はとくに日本海側で大雪ですが、群馬はからから天気が続いています。

ここのところ群馬名物のからっかぜもあまり吹かなくなっていましたが、今年は健在ですね。
高校時代からっ風の中、自転車を必死にこいで登下校したものです。
ふと昔をなつかしく思い出しました。

冬の感染症のRSウイルス、インフルエンザも大分流行してきました。学級閉鎖もでてきています。
みなさんうがい手洗いマスクで予防し、睡眠を十分とって、規則正しい生活をしましょうね。




 


新たに3つのワクチンが公費接種の対象として認められる運びになりました。

  子宮頚がん
  ヒブワクチン
  小児肺炎球菌ワクチン

実施に関しては3月1日からとなっています。詳しいことが分かり次第お知らせします。


それに先立ちは
平成23年2月25日〜3月31日の間移行措置として次の方が対象者です。

@子宮頚がん 高校1年女子
Aヒブワクチン 接種当日満4歳〜5歳未満
B小児肺炎球菌ワクチン 接種当日満4歳〜5歳未満

以上の接種対象者はワクチンが公費で接種できますので、ぜひこの機会に接種してください。
尚、肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンは同時接種できます。



子宮頚がんワクチンの接種対象である高校1年生は、平成23年3月までに1回以上接種していれば特例として高校2年生になっても公費負担の対象となります。
現在高校1年生は3月までに1回は接種しておかないと自費(16,000円)で接種しなくてはなりません。
短い期間なのでこの機会を逃さず接種してください。



予診票について

@ 子宮頚がん対象者については市町村から個人通知で予診票が送られてきます。
A ヒブワクチン、小児肺炎球菌については送付されませんので、受付に置かれる予定ですので、判らない事は問い合わせください。対象者の方は、期限が限られていますので、ご注意くださいね。


平成23年3月1日からは次の方が接種対象になります。

@子宮頚がん 中学1年〜高校1年女子
Aヒブワクチン 生後2カ月〜5歳未満
B小児肺炎球菌ワクチン 生後2カ月〜5歳未満


 
子宮頚がんワクチン(定期接種:3月から)

子宮頚がんを引き起こす発がん性のあるHPV(ヒトパピローマウイルス)は皮膚や粘膜に存在するありふれた
ウイルスです。その中で特にHPV16型と18型の2種類は子宮頚がんになりやすいといわれています。
この子宮頚がんワクチンを接種することで16型と18型の感染をほぼ100%防ぐことができます。
このワクチンはすでに海外では100カ国以上で接種されています。
子宮頚がんは最近20〜30歳代の女性に急増しています。


接種する時期

中学1年〜高校1年女子



 
ヒブワクチン(定期接種:3月から)

細菌性髄膜炎などの重症の細菌感染を引き起こすインフルエンザ菌b型(ヒブ)を予防するワクチンです。


接種する時期

生後2カ月〜5歳未満



 
小児肺炎球菌ワクチン(定期接種:3月から)

ヒブと同様に細菌性髄膜炎、敗血症を伴う肺炎、中耳炎などを引き起こす肺炎球菌を予防する子供用のワクチンです。特に細菌性髄膜炎の原因菌は ヒブと肺炎球菌が大半を占めます。
その半数が0歳代でかかり、それ以降は年齢とともに少なくなりますが、5歳くらいまでが危険年齢です。
(5歳すぎての発症もあります。)


接種する時期 生後2カ月〜5歳未満


 
日本脳炎ワクチン(定期接種)

昨年6月より、新しい製造方法により製造された乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが使用できるようになりました。
11月より対象年齢が拡大し、日本脳炎U期と日本脳炎1期が完了していない9歳以上13歳未満の方を対象に接種が再開となっています。
詳細はお問い合わせください。


T期

3歳〜7歳半

U期およびT期を完了されていない方 

9歳〜13歳未満


 
MRワクチン(公費接種)

T期 満1歳〜2歳未満
U期 小学校就学前の1年間(年長)
V期 中学校1年生
W期 高校3年生

平成20年より5年間中学1年生と高校3年生を対象にMRワクチンを接種しています。






細菌性髄膜炎は脳や脊髄をおおっている髄膜に細菌が侵入して炎症をおこす病気です。

初期の症状は急な発熱や嘔吐で、風邪とよく似ているために早期に診断が難しい病気です。
治療のための薬がうまく効かないケースもあり、治療が難しい場合があります。
また死亡や重い障害が残ることもあります。

日本での細菌性髄膜炎の原因はHibと肺炎球菌と合わせて約80〜90%を占めています。
罹る子どもさんの半数以上は0歳児ですが、5歳くらいまでは危険年齢です。
Hibワクチンと肺炎球菌ワクチンを接種することで予防することができます。
いずれも生後2カ月から接種できます。BCGや3種混合ワクチン、MRワクチンと同時に接種できます。





今年のインフルエンザの1月15日までに小児科に来院されてインフルエンザと診断された患者さんの年齢分布です。
当院の小児科に受診された方ですから内科に受診された方のデータは入っておりませんのでご了承ください。

昨シーズンの新型インフルエンザ流行の際は小学生や中学生の方が多くをしめましたが、今シーズンの特徴は5歳以下の保育園などに通園される方が多いということ、またこのデータには内科が含まれていませんが、去年はそれほど多くなかった成人の方が多くみられています。

尚ほとんどがA型インフルエンザで年明けはその多くが昨シーズン流行した新型インフルエンザであると報告されています。
したがって昨シーズン罹らなかった低年齢の子どもさんと大人が多くかかっているようです。






今シーズンは年明けて昨年流行した新型インフルエンザが多く見られているようですが、
新型だけではなく、A香港型やB型も少数ながらみられており、昨シーズンのような新型インフルエンザ一色ではないようです。

A香港型は昨年より集団発生が全国で多発しています。
A香港型は過去2シーズン流行しておらず、免疫のない方が多いため、流行が広がる可能性もあります。

またA香港型は新型にくらべて症状が重い傾向があり、小さいお子さんや高齢者は肺炎を併発する率も高いので注意が必要です。





 

 

昨年には及びませんが、インフルエンザシーズンに入りました。

待合での感染を防ぐため、順番近くになりましたら速やかに来院下さい。
周り(学校、保育園、家庭)で流行しており、インフルエンザの感染が疑われる場合はその旨を受付に一報頂けると助かります。
別室を用意したり、お車で待っていただくなどの対処をさせて頂きます。
特に具合の悪い方も一報を入れて頂くと助かります。ご協力お願いします。




 
Sunday Monday Tuseday Wednesday Thursday
Friday Saturday
26 27 28 29 30 31 1
休診
2
休診
3
休診
4 5 6
午後▲
7
夜●
8
9 10 11 12 13
午後▲
14
昼○
15
16 17 18 19 20
午後
群馬県総合
教育センター
講演会
21 22
23 24 25 26 27
午後▲
28

名和小学校
新入学保護者
向け講演会
29
30 31 1 2 3 4 5
●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後)


 
Sunday Monday Tuseday Wednesday Thursday
Friday Saturday
30 31 1 2 3 4
夜●
5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18
昼○
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●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後)