3月11日に発生した東北関東大震災におきまして被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い復興を心より願っております。
テレビで避難所に来た物資を黙々と運ぶ中学生の姿を見ましたが自分も被災しているのにけな気で涙がでてきました。
また今まで何不自由ない生活がこんなにも大切なものだったのかを改めて知ることができました。
被災を免れた私たちはその幸せをかみしめ、この機会に物の大事さを家族で話し合ってくださいね。  

計画停電実施後何人かのお母さんから子どもさんが暗いのを大変怖がっているというご相談を受けました。
確かに夜の停電では当初、私でも何もすることができず、大変不自由に感じました。
ある子どもさんが計画停電中に星を観察しているといったお話を聞いて、なるほどただ時間を無駄に過ごすのではなく、何もないなりに有意義な過ごし方があることを教えて頂いたようです。  

暗い夜空を見てこんなことを話し合ってください。
  
宇宙はどうやって始まったのだろう?   
遠くに見える星は、いったい何でできているのだろう?   
どうして、私たちはこの宇宙にいるのだろう?   
宇宙は、これからどうなっていくのだろう?  

素粒子というのは物質をつくる最小単位ですが、誕生直後の宇宙は素粒子が原子にならない状態で飛びかう火の玉でした。
だから素粒子の種類や性質がわかれば宇宙の誕生の秘密が解き明かされるし、宇宙の現象を観察することで素粒子の謎も明らかになるのだそうです。
宇宙がどう始まったのかなどの疑問が物理学の基本中の基本だそうです。
(宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎 村上斉氏 幻冬舎新書より)  

あの湯川秀樹先生もそうでしたが、近年ノーベル賞を受賞した小林誠先生や益川敏英先生のクウォークも宇宙線の解明の中で大胆な発想をしてそれが大発見につながったのだそうです。





当院は第4グループに属します
基本的には計画停電中も診療する予定です。  

計画停電中は電話・ケータイ・パソコンでの予約はできません。
直接来院ください。
コンピューターは使用できませんので、薬剤情報や診療明細書の発行はできません。
発行をご希望される方は停電から復旧後の発行となります。

 
レントゲン検査、内視鏡検査はできません。
至急の血液検査もすぐには結果がでません。喘息の吸入はできません。空調・照明も使用できません。  
ただし、暗くなっての夕方の診療以外、当院の診察室は窓から明るい日差しがたっぷりはいるので診療可能です。
インフルエンザなどの検査はできます。
計画停電も一日のうち数時間です。

御不自由をおかけしますが、なるべく支障のないように配慮していくつもりですので、ご理解ご協力お願いします。  
あわせて節電に努めてまいります。
エアコンの温度・院内の照明などで多少のご不便をお掛けしますがこちらもご協力お願いいたします。




1月から流行したインフルエンザは2月がピークとなりました。
7割がA型で2月の後半からB型が増えてきました。
3月に入り、ほとんどがB型のインフルエンザになっています。

B型のインフルエンザはA型に比べて重症感は少なくまた熱も朝下がり、再び夕方になって上昇したりすることも多いようです。
しかし決して油断せずに、インフルエンザと診断されたら自宅で安静に過ごしてください。
また夜間に熱が出てインフルエンザに子どもさんが罹っているかもしれないと心配になることもあるかと思います。
そういった場合でもけいれんをおこした、意識がおかしい、呼吸が苦しそうだなどの症状がないようでしたら、一刻一秒を争う病気ではありませんから、翌朝まで待っても大丈夫です。

治療は体内でのインフルエンザの増殖を抑えるお薬で、飲み薬ではタミフル、吸入薬ではリレンザ、イナビルを用います。
インフルエンザは登校登園停止扱いになります。
解熱後2日経過するまでお休みです。
登校許可書が必要な場合は2日間熱がないのを確認してから来院ください。





花粉症の症状は主に鼻と目にあらわれます。
鼻の症状はくしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどです。
今年は鼻の症状より目の症状を訴えるかたも多くいらっしゃるようです。

実は花粉症の治療は今のように本格的に花粉が飛んで症状がでてからではなく、花粉が飛び始めるごく初期に治療を開始する(初期療法といわれています)ことで発症を遅らせたり、症状を軽くすることができる可能性があります。

当院で処方するお薬は大きく分けて2種類あります。

抗ヒスタミン薬
 

くしゃみ・鼻水に使用します。副作用として多少の眠気がありますが、最近の薬はこの眠気を抑えたものがあります。

 

 

ロイコトルエン受容体拮抗薬
 

鼻の粘膜が炎症で腫れてつまってしまっている場合に効果があります。
眠気などの副作用は非常に少ないお薬です。  
したがって鼻水・くしゃみが主な症状なのか、鼻づまりが主な症状なのか、
あるいは両方なのかによってお薬を選択していきます。
それに加えてアレルギー用の点眼液や鼻噴霧用ステロイド薬を併用していきます。
鼻噴霧用ステステロイド薬は直接鼻の粘膜に作用し、効果が一般的には強く、くしゃみ・鼻水・鼻づまりに効果があります。






ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン接種再開について
小児用肺炎球菌ワクチンおよびヒブワクチンについては、同時接種後の死亡例が複数報告され、平成23年3月4日以降、一時的に接種を見合わせていましたが、厚生労働省は、現段階ではいずれもワクチン接種との因果関係は認められないとして、4月1日から単独接種で再開することとしたため、4月1日より小児用肺炎球菌ワクチンおよびヒブワクチンの接種を再開します。

まだ不安をもっておられる方も多くいらっしゃると思いますが、この2つのワクチンは世界中で多くの子どもたちに接種されてきたワクチンです。
接種を受けないで病気になる子どもさんもいらっしゃることも事実です。
接種をご希望の方にはよく御説明をし、納得したうえで接種をするようにします。

またすでに接種の一時中止で接種間隔が空いてしまわれた方もいらっしゃいますが、間隔が空いても効果は十分あるといわれていますので、再開されたら続きを接種してください。





 
1. インフルエンザ
3月に入りB型が主流となっていますが、ピークはすぎたようです。
 
2. ロタウイルス胃腸炎
2月後半より流行しています。嘔吐から始まり、白色ないしクリーム色の下痢がみられます。
脱水症状にならないように水分をこまめに与えてください。
 
3. 溶連菌感染症
1月より引き続きみられています。
 
4. 水痘
こちらも1月より引き続きみられています。
 
5. 花粉症
感染症ではありませんが、3月に入り症状が出始めています。
一時的に寒い日が続いているので症状が落ち着いているようにみえますが、暖かくなると一気に症状が出現します。
今年は大丈夫と思って油断せずにお薬を続けてください、まだの方は早めに受診してください。
 



 
子宮頚がんワクチン(定期接種:3月から)

子宮頚がんを引き起こす発がん性のあるHPV(ヒトパピローマウイルス)は皮膚や粘膜に存在するありふれた
ウイルスです。その中で特にHPV16型と18型の2種類は子宮頚がんになりやすいといわれています。
この子宮頚がんワクチンを接種することで16型と18型の感染をほぼ100%防ぐことができます。
このワクチンはすでに海外では100カ国以上で接種されています。
子宮頚がんは最近20〜30歳代の女性に急増しています。


接種する時期

中学1年〜高校1年女子



 
日本脳炎ワクチン(定期接種)

昨年6月より、新しい製造方法により製造された乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが使用できるようになりました。
11月より対象年齢が拡大し、日本脳炎U期と日本脳炎1期が完了していない9歳以上13歳未満の方を対象に接種が再開となっています。
詳細はお問い合わせください。


T期

3歳〜7歳半

U期およびT期を完了されていない方 

9歳〜13歳未満


 
MRワクチン(公費接種)

T期 満1歳〜2歳未満
U期 小学校就学前の1年間(年長)
V期 中学校1年生
W期 高校3年生

平成20年より5年間中学1年生と高校3年生を対象にMRワクチンを接種しています。




 
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●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後)