本格的な夏の電力不足解消のため、院内の照明をLEDにすべて変更する予定で、工事待ちになっています。
それまでの間照明は少し落としています。
エアコンの設定温度も1〜2℃高めにしています。
駐車場ではゴーヤによるグリーンカーテンと日陰になる楠木を数本植樹する予定でいます。
クリニックの前は熱を吸収する塗装に変更する工事に入ります。どれほど効果あるかわかりませんが、できるところから始めていく予定です。
まだまだグリーンカーテンには程遠いのですが、成長を楽しみにしてくださいね。





 
1. 伝染性紅班(リンゴ病)
今年は全国的に流行しています。ヒトパルボウイルスB19の感染症です。
両側の頬が赤くなり、腕や太ももにもレース状や網目状の赤い発疹が見られます。
発疹や数日から数週間で消えますが、入浴したり、日光にあたったりして、身体が熱くなると再び出現することがあります。

こどもは熱が出ないことが多く、出ても微熱程度です。
年齢では5歳〜9歳がピークで次いで0〜4歳に多く見られます。
また症状が出ないか出ても軽い方(不顕性感染)が10%くらいにあるといわれています。

治療は痒みが強い時は痒み止めを処方しますが、基本的には無治療で構いません。  
登校・登園に関しては、発疹が出現した時点では、ウイルスは排出されず、感染の危険はほとんどないと考えられるので、出席しても構いません。
ただし稀に溶血性貧血、血小板減少性紫斑病や関節炎を起こすことがあります。
全身状態や合併症の有無をみて判断しますので変わった症状があったらご相談ください。
尚潜伏期は4〜20日です。
   
妊娠20週までの妊婦さんが、罹患すると、胎児に感染をひき起こし、胎児水腫を生じるおそれがあり、流産する危険があります。
リンゴ病が流行している時に風邪症状があるばあいは、妊婦さんとの接触をひかえましょうね。
 
2. 溶連菌感染症
小学生に流行がみられています。
 
3. 水ぼうそう・おたふくかぜ
保育園で流行しています。
 
4. 嘔吐下痢症
ウイルス性胃腸炎ですが、ロタウイルスやノロウイルスに比べると症状は比較的軽度です。
 




 
子宮頚がんワクチン(定期接種)

子宮頚がんを引き起こす発がん性のあるHPV(ヒトパピローマウイルス)は皮膚や粘膜に存在するありふれた
ウイルスです。その中で特にHPV16型と18型の2種類は子宮頚がんになりやすいといわれています。
この子宮頚がんワクチンを接種することで16型と18型の感染をほぼ100%防ぐことができます。
このワクチンはすでに海外では100ヵ国以上で接種されています。
子宮頚がんは最近20〜30歳代の女性に急増しています。


接種する時期

中学1年〜高校2年女子


平成22年度に高校1年生であった公費対象者で接種差し控えにより1回目の接種が出来なかった今年度高校2年生の接種を希望されている方に本年度6月10日より、接種が再開となっています。
期間が限られていますので早めに予約をして下さい。
またそういった方が周りにおられたら、お知らせしてください。

 

 
日本脳炎ワクチン(定期接種)

一昨年6月より、新しい製造方法により製造された乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが使用できるようになりました。
11月より対象年齢が拡大し、日本脳炎U期と日本脳炎1期が完了していない9歳以上13歳未満の方を対象に接種が再開となっています。
詳細はお問い合わせください。


T期

3歳〜7歳半

U期およびT期を完了されていない方 

9歳〜13歳未満


 
MRワクチン(公費接種)

T期 満1歳〜2歳未満
U期 小学校就学前の1年間(年長)
V期 中学校1年生
W期 高校3年生

平成20年より5年間中学1年生と高校3年生を対象にMRワクチンを接種しています。


 
ヒブワクチン(公費接種)

細菌性髄膜炎などの重症の細菌感染を引き起こすインフルエンザ菌b型(ヒブ)を予防するワクチンです。


接種する時期

生後2カ月〜5歳未満


 
小児肺炎球菌ワクチン(公費接種)

ヒブと同様に細菌性髄膜炎、敗血症を伴う肺炎、中耳炎などを引き起こす肺炎球菌を予防する子供用のワクチンです。特に細菌性髄膜炎の原因菌は ヒブと肺炎球菌が大半を占めます。
その半数が0歳代でかかり、それ以降は年齢とともに少なくなりますが、5歳くらいまでが危険年齢です。
(5歳すぎての発症もあります。)


接種する時期 生後2カ月〜5歳未満



 
  ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの問診表は受付にあります。
お持ちでない方は申しつけて下さい。




先日太田市のある中学校で講演を頼まれたので、事前にアンケートを行いました。対象は中学3年生です。
平日と休日で起床時間が2時間以上差のあるグループ(睡眠相ずれ群)は就寝時間も遅くメディアの接触の少ない群(Aグループ)やメディア接触の多い群(Bグループ)より疲れるだるい・寝起きが悪いなど慢性疲労の症状が多くみられました。
休日も平日も起床・就寝時間は一定にするようにしましょうね。
寝だめはできませんよ。
いくら寝ても寝た気がしないという状態になってしまいますよ。


↑画像クリックすると拡大画像が表示されます。

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太田
木崎中学校
講演
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●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後)


 
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昼○
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伊勢崎4中
講演
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●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後)