もう12月も半ば過ぎました。だいぶ寒くなりましたね。
そろそろ年賀状をと思っていますが、どんな文面にしようか迷ってしまいます。
でも新しい年は希望のある年でありたいですね。

今年は大きな災害がありましたが、あらためて家族や自分の周りのことを考えさせられました。
いいこともあるけど、悪いこともあるのが人生です。
どうしてこんなにうまくいかないのかと思うこともありますが、失敗したり、後戻りしたり、途中で止まって考えるのも必要ですよね。またその時点で新たな目標を探せばいいのですよね。
決して無駄なことってないと思います。
またみんなが新たな目標や希望の持てる世の中であってもらいたいし、一人の力でできなくてもそういう社会を皆が作っていかなければならないのではないでしょうか。





おたふくかぜが流行中です
予防接種をしていない方は接種しましょう。
保育園でも小学校でも中学校でも流行しています。
先月号でも書きましたが、今月も引き続き流行しているのでもう一度書かせて頂きました。

耳の下や,あごの下にある唾液腺がはれて、おたふくのような顔になるのでおたふくかぜと呼ばれています。
通常両側が腫れますが、片側だけのことがあります。
ひどく腫れると痛みでものが食べられなくなることがあります。
小さいお子さんは熱が出ない事も多いですが、小学生では熱が1週間続くこともあります。
ひどい頭痛と吐き気を訴え、熱が高い場合は、ウイルス性の髄膜炎を合併している場合があります。
そういった場合は入院が必要になってきます。
髄液検査をすることで診断がつきますが、通常は後遺症なく治っていきます。

また合併症としてもう一つ注意が必要なのが難聴です。
最近の調査では難聴を合併する頻度は200〜600人に1人と報告されており、発症頻度は低くないようです。
ただし難聴は片側だけのことが多く、初期には気づかれない事があります。
予防接種を受けることで、多くの場合この難聴は防ぐことができます。  

おたふくかぜは水ぼうそうと違って特効薬がありません。
また水ぼうそうは、水ぼうそうの友達と接触しても72時間以内にワクチンを接種すれば発症を予防することができますが、おたふくかぜのワクチンには発症を予防する効果はありません。
ですから1歳以上のお子さんには予防接種をしてぜひとも防いでほしい疾患です。
よく罹ってしまったほうがいいから予防接種をしないと言った意見をお聞きしますが、合併症もあなどれません。
ぜひともワクチンをして頂きたいと思っています。



溶連菌感染症
12月に入り流行してきました。
3歳以上の子どもさんでは急な発熱と咽の痛みで始まりますが、しばしば嘔吐の症状が強くでることがあります。
嘔吐下痢症が流行していますが、見逃されやすいので、咽の検査をしています。

溶連菌と診断されたら抗生剤を10日間内服します。
発熱などの症状は24時間内服するととれますが、途中でやめると再発します。
薬をきちんと飲まないと再発します。
また溶連菌感染後1〜3週間後にむくみや血尿、高血圧がみられる急性糸球体腎炎などの合併症を起こすことがあります。潜伏期は2〜5日です。この菌は沢山の異なった型があるため、何度もかかることがあります。





日本脳炎の接種対象が拡大されています。確認してください。
平成7年6月1日から平成19年4月1日生まれの方で、日本脳炎の予防接種を4回済ましていない方は20歳になるまでに公費でワクチンの接種ができるようになりました。
母子手帳で確認してください。

   

インフルエンザワクチンは27日で終了しますが、おたふくかぜなどに罹られたりで、接種できなかった方は受付に申し出てください。
まだ若干の在庫があります。
27日以降も希望されれば接種する予定です。ネットからの予約は26日で終了です。

   

各種予防接種の予約が1月よりネットのみとなります。
アドレスはインフルエンザの予約と同じになります。
御利用方法も同じになり、同時接種も予約できます。1月10日頃より開始の予定です。よろしくお願いします。

予約ページ⇒http://www.0270312262.com/i/

 
子宮頚がんワクチン(定期接種)

子宮頚がんを引き起こす発がん性のあるHPV(ヒトパピローマウイルス)は皮膚や粘膜に存在するありふれた
ウイルスです。その中で特にHPV16型と18型の2種類は子宮頚がんになりやすいといわれています。
この子宮頚がんワクチンを接種することで16型と18型の感染をほぼ100%防ぐことができます。
このワクチンはすでに海外では100ヵ国以上で接種されています。
子宮頚がんは最近20〜30歳代の女性に急増しています。


接種する時期

中学1年〜高校2年女子


平成22年度に高校1年生であった公費対象者で接種差し控えにより1回目の接種が出来なかった今年度高校2年生の接種を希望されている方に本年度6月10日より、接種が再開となっています。
期間が限られていますので早めに予約をして下さい。
またそういった方が周りにおられたら、お知らせしてください。

 

 
日本脳炎ワクチン(定期接種)

一昨年6月より、新しい製造方法により製造された乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが使用できるようになりました。
特例接種者:積極的接種が差し控えられたために接種を受ける機会を逃してしまった方(平成7年6月〜平成19年4月1日生まれ)は4歳から20歳までの間に4回接種のうち受けてない分の回数を接種できるようになりました。4回目(2期)は1期 を終了した9歳以上での接種となります。


T期

3歳〜7歳半

U期およびT期を完了されていない方 

9歳〜13歳未満


 
MRワクチン(公費接種)

T期 満1歳〜2歳未満
U期 小学校就学前の1年間(年長)
V期 中学校1年生
W期 高校3年生

平成20年より5年間中学1年生と高校3年生を対象にMRワクチンを接種しています。


 
ヒブワクチン(公費接種)

細菌性髄膜炎などの重症の細菌感染を引き起こすインフルエンザ菌b型(ヒブ)を予防するワクチンです。


接種する時期

生後2カ月〜5歳未満


 
小児肺炎球菌ワクチン(公費接種)

ヒブと同様に細菌性髄膜炎、敗血症を伴う肺炎、中耳炎などを引き起こす肺炎球菌を予防する子供用のワクチンです。特に細菌性髄膜炎の原因菌は ヒブと肺炎球菌が大半を占めます。
その半数が0歳代でかかり、それ以降は年齢とともに少なくなりますが、5歳くらいまでが危険年齢です。
(5歳すぎての発症もあります。)


接種する時期 生後2カ月〜5歳未満

 
  ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの問診表は受付にあります。
お持ちでない方は申しつけて下さい。




 
  12月29日(木)午後から1月3日(火)までお休みです。
御迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。




 
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