ちらほらインフルエンザの患者さんがみられるようになりました。
さて今年4月に学校保健安全法施行規則が改正され、インフルエンザによる出席停止期間が「解熱後2日間」に加えて「発症後5日間」という基準が義務づけられました。また保育園や幼稚園では解熱後3日間になりました。
これはインフルエンザ治療薬で治療するとすぐに解熱するものの、5日間はウイルスが残存していて、ウイルスが残存している方から周囲に感染が広がるという考えからです。
大人に関しては定義はないのですが、一般的には大人はウイルスの残存が子供に比べて明らかに低いことが示されていて、一般的には解熱後2日たって症状が治まっていれば仕事に復帰しても問題ないと考えられています。
ただし咳などが長続きすることもあり、マスク着用をしてくださいね。
現在流行しているのは多くはノロウイルスといわれています。
冬に流行する乳幼児の胃腸炎の多くはノロウイルスやロタウイルスなどほとんどがウイルス性です。
ノロウイルスでは熱や薬品の抵抗力が非常に強いことが予防を難しくしています。石鹸やアルコール消毒では十分ではありません。
ノロウイルスに効く消毒方法は「85℃で1分間以上の加熱」または「塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)による消毒」が有効です。
だだし、塩素系消毒薬は金属を腐食したり、布製品が色落ちしたりすることがあります。
金属を消毒した場合はそのあとの水拭きも忘れずにしてください。
消毒には目的に合わせて原液を水で薄めて使用します。
たとえば0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液を作るとき(嘔吐物の消毒)は5%の次亜塩素酸ナトリウムのハイターだったら(必ず濃度を確認してください)500mLのペットボトルにペットボトルのキャップ2杯(10ml)を入れると0.1%消毒液が作れますよ。
あと次亜塩素酸ナトリウムは揮発性があり塩素ガスを発生するので窓を開けて換気することも忘れないでくださいね。
また布団やじゅうたんが吐物で汚染された場合は嘔吐物を静かに丁寧に拭き取ったあとに、スチームアイロンで加熱しウイルスを十分に不活化することができます。
年末は29日(土)午前中までです。
年始は4日(金)より平常通り診療いたします。
なお副院長は1月1日医師会病院で昼間の診療を行っています。
いつの間にかもう師走です。
1年あっという間で何か進歩したかといわれると反省ばかりです。
人間は一生進歩できるそうです。
一年無事で過ごせたことに感謝し、来年もよろしくお願いいたします。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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午後▲△ 2中講演 |
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●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後) △休診