あっという間に桜が咲いて、あっという間に新緑の季節になりました。
クリニックの花壇ではしゃくやくやぼたんの花が満開になっています。
このところ寒暖の差が大きく体調を崩して来院される方、保育園や幼稚園に新入園された方は鼻水や咳が続いたり、 熱を出しやすくなったりします。
子どもたちは集団生活をするようになると様々な感染症に罹る機会が増えてきます。
ワクチンで防げるような水痘やおたふくかぜなどは予防接種をしておきましょうね。
心配なことは遠慮なく相談してください。

医薬分業とは、薬にかかわる部門を薬局の薬剤師にお任せをすることで、 それぞれの良いところを高めてなるべく皆様方に良い医療を提供しようという目的です。
たとえば予防接種のときに一緒にお薬の処方をお願いされることが多いのですが、 原則お断りしてきました。
予防接種についても接種をされるワクチンの種類、接種する子どもさん、 接種する量など間違えないように医師、看護師、事務と注意を払いながら接種をしています。
接種した後も副反応の発現に注意しながら看護師が声をかけて様子を見ています。 その時に薬の確認など業務が煩雑になってかえってご迷惑をかけないようにといった配慮からでした。
今後は予防接種時にお薬の処方も可能になります。

ただ良い医療を提供するには薬局の薬剤師さんとの連携が大事になってきます。
いままではお薬をお渡しするとき医師の処方の意図をわかったうえでお渡ししていました。
薬局では処方箋と皆様方のお話から薬剤師が処方箋の意図（ どういう目的で処方されたのか？）を推察することになります。
意思の疎通ができないのでそういったことを減らすため、 近隣の調剤薬局とは定期的な勉強会を開いて 一連の指導ができるような体制を整えていきたいと思っています。
５月当初は不慣れな点もありますが、心配なこと、不安なことは遠慮なくご相談ください。

４月より小児科は電子カルテになりました。皆様方のデータを入力しますので、 どうぞアンケートにご協力ください。
始めた当初から、電子カルテは記入に時間がかかり、 カルテに記入することで画面ばっかり見てしまい、 皆様にお顔を向ける時間が少なくなったと心配しています。
ただ今までの紙のカルテにしっかり今の内容を記入していたかと考えるとそうではありません。 たくさんの内容を効率よく記入できることがわかってきました。
まだまだ不慣れでお待たせして申し訳なく思っていますがだいぶ慣れてきましたのでもう少しです。