群馬県では成人男子に流行しているようですが、全国的には小児や女性の患者さんが増えてきているようです。
風疹のワクチンは昭和52年に開始されましたが、中学生の女子のみを対象とした予防接種でした。
そのため30歳代後半以上となる男性は定期の予防接種の機会がありませんでした。
また平成7年から男女ともに接種するようになりましたが、現在の20歳代後半から30歳代前半の男性の接種率は低く、
こういった理由で流行中の風疹患者さんの多くが20歳代から40歳代の男性になっていると考えられています。
免疫のない女性が妊娠中特に6か月未満に、風疹に感染すると、おなかにいる赤ちゃんも感染し、
赤ちゃんに先天性心疾患・難聴・白内障などといった症状が出現する可能性が高くなるといわれています。
ですから周りに妊婦さんがいられる家庭や職場では感染しないように注意が必要になります。
感染予防には予防接種を受けられることが一番です。
現在風疹単独のワクチンは流行に伴い入手が困難になっていますのでMRワクチン
(麻疹・風疹混合ワクチン)の接種をお勧めしています。
対象者は伊勢崎市在住の方で平成2年4月1日以前の生まれで
1 妊娠を予定または希望している女性
2 その夫ないし風疹に罹ったことのないか、罹ったことや予防接種したかどうか不明な男性
3 現在妊娠している女性の夫(パートナー)
ただし現在妊娠中の方及び妊娠の疑いのある方、明らかに風疹に罹ったことのある方、
風疹ワクチンを2回以上接種済みの方は対象外になります。
なお接種したことが不明な方、罹ったことが不明な方も、接種対象になります。
助成金額 MRワクチン 5,000円
風疹単独ワクチン 3,000円(ただし入手困難です)
残りの金額は実費となります。詳しくは受付に問い合わせください。
またMRワクチンの定期接種対象者(1歳児と小学校入学前の年長児のかた)は予防接種を早めに受けましょう。
4月下旬から依然としてB型インフルエンザの患者さんが散見されています。
インフルエンザB型による学級閉鎖がみられていましたが、最近は落ち着いたようです。
聞きなれない名前ですが、春から初夏に流行するウイルス感染症です。
今春からインフルエンザ、RSと同様に鼻の粘膜より検査できるようになりました。
咳、鼻水、4〜5日続く発熱が主な症状です。
咳は強く夜中に急き込んでしまったり、日中でも強い咳がみられます。
ときには中耳炎を合併することがあります。
胸部のレントゲンで肺炎や気管支炎の陰影が出ることが多いです。
一般的には症状はそれほど重くはありませんが、なかには入院された方もいらっしゃいました。
特効薬はないので自宅で安静にして頂くと1週間くらいで楽になっていきます。
6月8日(土)は学会出席のため午後休診となります。
クリニックの前の花壇はぼたんが満開になっています。
つつじは今年雨が多く花の芽が虫に食われてしまってきれいに咲いてくれませんでした。寒暖の差があります。
咳喘息と思われる方、アレルギー症状として鼻水が止まらない方などが多くみられています。
体調も崩れやすいので睡眠は十分とりましょうね。
せきが2週間以上続くなど気になる方はご相談くださいね。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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30 | 1 小児科院外処方開始 |
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午後△ 小学校健診 |
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20 | 21 | 22 | 23 昼○ |
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午後△ 小学校健診 |
●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲短大講義(午後) △休診