本格的な冬の到来です。朝晩の冷たさが身に染みる毎日です。あっという間に年末。 子供たちにとってはいろいろなイベントが多く楽しみな季節ですよね。 子供たちが育ってしまった今、あれもしてあげればよかった、あんなもの作ってやれば よかったとか、少し余裕ができているからこそ、残念に思う毎日です。 子育ての時はいっぱい、いっぱいで何もできなかったと反省しきりです。 時々訪ねてくるときに精一杯手作りの食事を用意していますが、よくすっぽかされています。
様々なウイルスによっておこる胃腸炎です。嘔吐下痢症とも言われています。11月くらいから 寒い季節に流行します。おもな症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱です。特に嘔吐は突然、 急激に強く起こります。原因となるウイルスはたくさんありますが、ノロウイルスやロタウイル スが最もよく知られており、現在流行中の胃腸炎はノロウイルスが多いと報告されています。 嘔吐や吐き気が続いている間は、食べ物は控えましょう。まずは嘔吐した後すぐに水分はとらず、 吐き気が収まるのを待ちましょう。たいていは2時間くらい待つと収まってきます。吐き気が収まっ て水分を欲しがるようになったら、OS1などのイオン飲料を少しずつ、間隔をあけてあげましょう。 一気に飲まないようにするのがこつです。食欲が戻ってきたら、おかゆやうどん、パンなどの 消化の良いものを、これも少量ずつ、ゆっくりはじめましょう。 下痢が続くときは、こまめにおむつをかえておむつかぶれを防ぎましょう。ウイルス性胃腸炎は とっても強い感染力があります。よく手を洗うこと、嘔吐物の処理のさいも注意が必要です。 ウイルス性胃腸炎の潜伏期はそれぞれ異なりますが、およそ2〜7日です。ノロウイルスの診断は 便を検査する必要があります。健康保険適応外ですから、有料になります。食品関係や介護施設 などに勤務の方は職場で必要な場合は仕方ありませんが、特効薬がないのであえて検査する必要 はありません。 治療は特効薬がないので、症状を和らげるための吐き気止めや、整腸剤で様子を見ます。吐き気 が強く脱水症状が強い場合は、点滴をしたり、入院したりする場合があります。 感染性胃腸炎は先ほどお話ししたように、強い伝染力があります。家庭内の流行を防ぐために速 やかに便と嘔吐物の衛生的な処理が必要です。感染した人の手が触れる可能性のある場所はすべ て感染源となると思ってください。ですからトイレだけでなく直接手で触れる可能性のある場所 は消毒をしましょう。 ■糞便と嘔吐物の処理に必要なもの ・ペーパータオル ・使い捨てマスク ・使い捨てのビニール手袋 ・エプロン ・ビニール袋 ・消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム溶液 ミルトンやキッチンハイターなどに含まれています) ・薬用せっけん 嘔吐物を処理する際には飛び散ったウイルスを吸いこんでしまって感染することもあります。 放っておくと感染が広がってしまうので、速やかに処理する必要があります。 処理を始める前にマスク・手袋・エプロンを着用しましょう。ペーパタオルで吐物・下痢便をしっ かりとふき取りましょう。使ったペーパータオルをビニール袋に入れて消毒薬をいれて密封しま しょう。その際空気を抜いたりせず、すみやかに捨てましょう。汚染された床やテーブルを消毒 薬で湿らせたペーパータオルで拭き、しばらくしてから消毒薬を水でふき取りましょう。マスク や手袋、ペーパータオルなど処理に使ったものはすべてビニール袋に入れて廃棄し、そのあと薬 用せっけんで丁寧に手を洗いましょう。 おう吐物や下痢便で汚れた衣類は、マスクと手袋をした上でバケツやたらいなどでまず水洗いし、 更に塩素系消毒剤(200ppm以上)で消毒することをお勧めします。いきなり洗濯機で洗うと、 洗濯機がノロウイルスで汚染され、他の衣類にもウイルスが付着します。もちろん、水洗いした 箇所も塩素系消毒剤で消毒してください。
昨年同様、中学生まではインターネット予約になります。下記のアドレスよりアクセスして ください。予約の変更、確認、キャンセルも、予約画面よりできます。 予防接種予約専用アドレス http://www.0270312262.com/i/ ●接種期間:10月5日(土)〜12月26日(金) 12月26日でネット予約は終了しますが、12月中に接種ができなかった方は1月も受け付けます。 直接受付に連絡ください。
毎年秋口から流行するRSウイルスがまだ流行しています。通常では冬に流行するのです が、今年は8月頃から流行が始まったようです。RSウイルスは咳鼻水など風邪症状で始ま ります。その後咳が強くなり、ヒューヒュー、ゼーゼーなどの呼吸症状が強くなってきま す。特に6か月未満の赤ちゃんや、喘息のある子供さんは重症化しやすいので注意が必要 です。時に入院治療が必要な場合もあります。溶連菌感染症インフルエンザはまだ散発的 にみられるのみですが、インフルエンザが本格的に流行する前に流行がみられます。
インフルエンザはまだ散発的にみられるのみですが、インフルエンザが本格的に流行する 前に流行がみられます。
日本小児科学会ではおたふくかぜワクチン、水ぼうそうワクチンについて、2回接種を行うことが 推奨されています。いずれも1回の接種では保育園などで流行すると罹ることがあるからです。 おたふくかぜワクチンは1歳になったら1回目を、5歳ころに2回目を接種することを推奨しています。 水ぼうそうワクチンは1歳になったら1回目を、3か月以上の間隔をあけて2回目を接種することを 推奨しています。特に1歳のお子さんはインフルエンザワクチンの効果ははっきりしておりません ので、こちらをお勧めしています。水ぼうそう・おたふくかぜワクチンのほうがワクチンの有効 率はインフルエンザワクチンに比べるとはるかに高いので費用効果もいいですよ。
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