2月は記録的な大雪でしたが、季節は春に向かっています。 クリニックの前の花壇ではサクラソウが咲き、ホトケノザなど春の草花が咲き始めました。 昨夏は台風による被害も大きく、また今回の大雪など地球温暖化の影響や太陽の活動が低下 する時期に入ったなどいろいろと言われていますが、先行きが心配されますね。
大雪で4日間学校や幼稚園がお休みになる前はA型のインフルエンザが流行していました。 お休みの期間で一時流行が下火になりましたが、再び流行しています。 潜伏期は1〜2日と短く、突然高熱を出します。 またインフルエンザは普通の風邪より症状が重くなり、気管支炎や肺炎、熱性けいれん、 中耳炎、嘔吐や下痢などの消化器症状などがみられます。 まれに脳症、心筋炎などを引き起こすことがあるので、注意が必要です。 B型インフルエンザは急に熱が出ますが、翌朝下がっている方も多くみられていますので、 登校して再び発熱がみられることがあり、その間は感染源になります。 朝下がっていても1日様子を見てください。 ■診断 迅速検査キットで検査して15分ほどで結果が出ます。 当院では発熱後短時間でインフルエンザを診断できる最新鋭の検査機器を 1昨年から導入していますが、それでも陽性になるにはある程度のウイルス量が必要ですが、 B型は印象ではA型より少し時間を空けて検査しないと陽性になりづらい印象です。 できれば8〜12時間以上経過してから検査したほうが確かです。 最新鋭の検査機器でもB型は検出精度が悪い印象です。 ■治療 抗インフルエンザ薬としては内服では、タミフル、 吸入ではリレンザ、イナビル、 注射用はラピアクタ(入院での使用が原則です)があります。 ■登園、登校停止基準 発症(熱の出た翌日から5日を経過し、かつ解熱後幼児は3日を経過するまで 小学生からは解熱後2日を経過するまでとなっています)。 この期間は直ぐにお熱が下がっていても自宅で休んでいてくださいね。
《来院されるお客様へお願い》 外来も花粉症のかたも多く込み合ってきています。 お熱で来院される方は必ず、付き添いの方も含めてマスク着用をお願いいたします。 お車でお待ちをご希望の方は、 ソフトコールシステムを導入していますので、受付に申し出てください。 診察がスムースに進むように、コートや上着は予め脱いですぐに診察できるように、 また赤ちゃんはおまたのホックは外しておいてくださいね。
2月から流行が始まりました。 ヒトメタニューモウイルスは気管支炎や肺炎を引き起こすウイルスの一種です。 このウイルスは遺伝子も症状もRSによく似ています。 1年中みられますが、春先から流行がみられます。 ■症状 咳は多くの場合1週間程度続き、悪化するとゼイゼイしたり喘息のような症状が出ます。 発熱も多くの場合4〜5日続きます。またウイルス感染で特効薬もありません。 水分をしっかりとり、安静にすることが大事です。 熱が4日以上続くときは、中耳炎や肺炎などを引き起こしていることがあるので 早めに受診をお願いします。
3月いっぱいで終了する定期の予防接種があります。 まだの方は3月中に接種してくださいね。 ・年長さん…MR(はしか、風疹)ワクチン ・小学校6年生…2種混合ワクチン
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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23 △ |
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2 △ |
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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9 △ |
10 | 11 昼○ |
12 | 13 | 14 夜● |
15 |
午後△ | ||||||
16 ▲学会 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 △祝日 |
22 |
午後△ | ||||||
23 △ |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
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30 △ |
31 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
午後△ |
●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 ▲講演会 △休診