今年11月に当院も20周年を迎えました。この20年でずいぶん変化しました。 インフルエンザをはじめとして外来診療で、様々な迅速診断ができるようになりました。 抗インフルエンザ薬(タミフルなど)により、発熱の期間が2日くらい短縮されました。 予防接種もいろいろ増え、生後2か月からはヒブ、肺炎球菌、ロタウイルスワクチンが始まり、 これらの感染症の重症化もかなり抑えられてきました。 鼻水に一般的に処方されてきた抗ヒスタミン(ポララミンやペリアクチン)は 脳への影響から鼻水ではほとんど処方されなくなってきました。 熱性けいれんも「熱性けいれん診療ガイドライン2015」が作成され、 発熱時のダイアップ座薬の予防投与も、ふらつきなどの副作用がみられることなどから、 安易な使用を控え、適応を十分考慮するようになりました。 抗生剤に関しても、小児の感染症の9割はウイルス疾患であること、安易な使用により、 耐性菌を作り出してしまうこと等から、適応を十分考慮して使用するようになりました。 また様々な迅速診断ができるようになった結果、必要のない疾患に安易に使用しなくて 済むようになりました。 いろいろとこの20年で変化してきました。 長女が小児科医として病院勤務をしており、そこからもまた新たにいろいろな情報や 知見も得られています。 そういえば20年前はまだ小学校低学年でした。考え深いものがあります。
われわれ大人にとっては、鼻づまりは花粉症の時期に辛く感じる方がおられますが、 一般的にはあまり深刻ではないかもしれません。 しかし赤ちゃんは口呼吸ができないので、鼻で息をしています。 ですから鼻が詰まると苦しくなり、おっぱいも飲みづらくなります。 赤ちゃんの鼻の通り道(鼻腔)はもともと狭いのですぐつまってしまう問題点があります。 1歳に近づくとアデノイドや扁桃腺がちょっと腫れて鼻が詰まることもあります。
鼻水が原因なら鼻水を吸い取ります。 この薬を飲むとピタッと鼻水が止まるような、いい薬はありません。 よく処方するのが、気道粘液修復薬(ムコダインシロップ、 cチステンシロップなど)です。 アレルギー素因が絡んでいる場合はプランルカストなどの ロイコトルエン受容体拮抗薬を処方しますが、一番は吸引です。 家庭でできる吸引器もいろいろ発売しています。 鼻が出て、詰まっているときに吸引してあげるといいと思います。 当院でも辛そうなお子さんの鼻の吸引をしています。 かわいそうで、と思われるかもしれませんが、吸引が一番ですよ。
14年飼った愛犬が突然亡くなりました。 いつも玄関にいて、わきを通ると吠えていたのですが、 いなくなるとその声も聞けなく淋しい限りです。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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30 | 1 | 2 | 3 | 4 夜● |
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午後△ 中学校講演 |
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●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 △休診